対人援助職のための 「面接を整えるⅡ」

臨床においては、「困難」を感じる事例にであうことが少なからずあります。しかし、困難さに意識が向くあまり、誰が何に困難を感じているのかが整理できず、支援が硬直してしまったり、臨床そのものに自信をなくしてしまうといったこともあるようです。特に、クライエント(時に援助者自身)の「感情」の向き合い方・寄り添い方に困難を感じるとの声を多くききます。

『面接を整えるⅠ』では、面接を「場」「流れ」「援助者自身」等の多角的な視点から、何に留意して、どう整えるのか、整えることで対人援助にどのような影響があるのかを学びました。

『面接を整えるⅡ』では、アドバンスコースとして、実践力を高めることを目的に演習を中心に少人数で様々なテーマを扱っていきます。今回は、特に困難さを感じ、研修の要望も多い『「怒り」や「悲嘆」を表出するクライエントとの向き合い方・寄り添い方』をテーマに学びます。対応の難しさの中にとどまる意味の深さを一緒に体験しませんか?

<感情の焦点化>
「悲しみ」 は,失ったものに気づくことが必要であり,
「怒り」 は,適切な相手に効果的に向けられなければならない.
「罪悪感」 は,その妥当性が検討された上で癒され,
「不安」 は,確かにあるとわかってから処理されねばならない. (van der Hart, 1988)


【日時】
2日間1コース
2017年10月28日(土)10:00~16:30/10月29日(日) 9:30~16:00

【会場】 日本地域福祉研究所
〒162-0845 新宿区市谷本村町3番27号ロリエ市ヶ谷2階

【対象】 「面接を整えるⅠ」の受講歴のある方,
受講歴がなくても保健医療分野でのSW臨床経験5年以上(または同等の臨床力)の方

【人数】 22名

【内容】 講義 & 演習:困難事例における「困難」について理解する(基礎学習)
10月29日: 怒りを抱えるクライエントに向き合う・寄り添う
~ 怒りの理解と適切な距離感 ~
10月30日:悲嘆を表出するクライエントに向き合う・寄り添う
~ 悲嘆の理解と適切な距離感 ~

【参加費】 20000円

【講師】 福地智巴(神奈川県立がんセンター/WITH医療福祉実践研究所講師/Maggies東京 他)
がんやホスピス・緩和ケア領域を中心に、臨床や教育に携わりながら、対象者の心や魂に寄り添うコミュニケーションのあり方や援助者自身のセルフケアの研修を行っている。

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