臨床では、クライエントの困りごと(事柄)だけでなく、関わる人々の感情にも向き合うことになります。丁寧に向き合おうとするからこそ、クライエントの感情に圧倒されたり、どう対応して良いか迷ったり、援助者の感情が揺さぶられるということは少なくないと思います。それこそが臨床の醍醐味でもありますが、クライエントの感情への寄り添い方や、援助者自身の感情の整え方に困難を感じるという声も聞こえてきます。
また今回のような自然災害による非情な出来事に遭遇した結果、強い悲嘆や怒りを抱える人に直面することがあります。今だからこそ援助する側が備えるべきスキルを担保しなければと考えます。
そこで、「面接を整えるⅡ 感情編」を再開することにいたしました。
今回は「悲嘆」と「怒り」の感情について、講義や演習を通して学んでいきます。対応の難しさの中にとどまる意味の深さを一緒に体験しませんか?
- 【企画】
- 2回連続で「悲嘆」「怒り」の両方に参加いただく研修としました
- 【日時】
- 《悲嘆》2024年4月14日(日) 9:30~12:00
- 《怒り》2024年4月21日(日) 9:30~12:00
- 【方法】
- ZOOMオンライン開催
- 【対象】
- 「面接を整えるⅠ」の受講歴のある方を優先
受講歴がなくても保健医療福祉分野での臨床経験のある方
- 【人数】
- 23名 (最少催行人数10名)
- 【参加費】
- 2回連続講座 10,000円
- 【講師】福地智巴(県立静岡がんセンター / M aggie’s東京 他)
- がんやホスピス・緩和ケア領域を中心にソーシャルワークや心理臨床、教育等に携わり約26年。
WITH医療福祉実践研究所では、面接技術やコミュニケーションに関する研修の他、支援者が自身の感性に触れ,育み,臨床に活用するための気づきワークショップなどを実施している。