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エコマップを使いこなしアセスメント力を鍛える研修

クライエントの持つシステムや資源性など、問題状況の全体をとらえ、俯瞰することができる方法として、エコマップは有効な面接の補助的ツールです。今回はその書き方のコツを習得します。

単なる家族図ではなく環境要因などを含むエコマップを使いこなすことにより、クライエントがこれまでの生活のなかで大切にしてきたことやニーズを理解することが進み、ソーシャルワーカーのアセスメントがより根拠を伴って表明できるようになります。

今回はエコマップの書き方の講義と演習、面接のロールプレイを通し情報収集した内容からエコマップの記載方法を実践的に学び、そこからさらにアセスメントを導き出す研修を提供します。

【開催日時】 2016年6月4日(土) 9:30~16:30

【対象】 面接を実践する対人援助職の方

【会場】 銀座2-10-18 中小企業会館

【参加費】 10,000円

【講師】 佐原まち子 (一般社団法人WITH医療福祉実践研究所代表理事)

NTT関東病院・東京医科歯科大学病院で医療ソーシャルワーカーを経験し、MSWの全国団体である公益社団法人医療社会福祉協会の会長、国際医療福祉大学の教員を経て、2014年に当法人を立ち上げ現任者育成に力を入れている。

受付終了

対人援助職のための『面接を整える研修 Ⅰ』

【内容】

対人援助職は面接を通して問題解決のお手伝いをします。面接は大事な技術ですが事前準備から終結を含めてトータルに学ぶ機会が少ないものです。相談の機会が増える中、クライエント一人一人に丁寧により添い、面接を構造的に習得することが必要です。

WITH医療福祉実践研究所では、がん緩和分野で素晴らしい実践をされている講師による『面接を整える』ための研修を企画いたしました。面接の一連を、「場」「流れ」「援助者自身」と多角的に丁寧に整えることを学びます。

特に新人でこれから面接技術を高めたいと思われる方、経験はあるけれどもさらに構造的に学びたい方などを対象にしています。面接の何に留意して、どう整えることができるか、整えることで対人援助にどのような影響があるのかを具体的に学ぶ機会になります。

 

【対象】

面接を業務とする対人援助職どなたでも構いませんが特に今回は3年未満の方を優先的にと考えています。

【講師】

福地智巴(静岡県立静岡がんセンター/WITH医療福祉実践研究所講師/ 他)

がんやホスピス・緩和ケア領域を中心に、臨床や教育に携わりながら、対象者の心や魂に寄り添うコミュニケーションのあり方について検討している。また、個人事業として、援助者自身が自分に出会い、自分の感性に触れ、育んでいくためのワークや、臨床に活用するための五感(色・イメージ・音・香り 等)を取り入れたワークを企画・実施している。

【会場】

KFCHall&Rooms 両国国際ファッションセンター10階

墨田区両国横網1-6-1

 【日時】

  • 2016年5月21日(土)13時30~17時
  • 2016年5月22日(日)9時30~16時

【参加費】

15,000円

【申し込み】

全二回 受付終了

八木亜紀子の『相談援助職の記録の書き方』

【内容】

ケアマネジャー、ソーシャルワーカー、カウンセラーなど、対人支援に携わる相談援助職にとって、日々の記録は欠かせません。その一方で、記録に自信が持てない、どこまで書けばよいかわからない、と悩んでいる人も多い。

本ワークショップでは、専門職に求められる記録について、SOAP記録を基本にしたプログレス記録のあり方などを講義とロールプレイ、グループディスカッションを通して実践的に学びます。

アメリカと日本でソーシャルワーカーとして活躍し、記録に関する研修経験も豊富な八木亜紀子氏が、著書『相談援助職の記録の書き方』(中央法規出版)をテキストに研修講師を担当します。

【開催日程】

2016年5月14日(土)13:00~17:00
2016年5月15日(日)9:30~16:30

【対象】 ケアマネージャ・ソーシャルワーカー・カウンセラーなど対人援助職の方

【会場】 KFC 国際ファッションセンター両国10階

【参加費】 15,000円

【講師】 八木亜紀子

福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター
精神保健福祉士/カリフォルニア州臨床ソーシャルワーカー
国際EAP協会認定EAプロフェッショナル

【主催】 一般社団法人WITH医療福祉実践研究所

【申し込み】

全二回 受付終了

国指定名勝及び史跡向島百花園で体験する

対人援助職自身のセルフケア

援助者は、クライエントが何を感じ、何を想い、何を表現するのかに意識を向けます。
それはクライエントを大切に想い、クライエントの世界を大切に扱いたいという姿勢があるからですが、同じくらいの気持ちで、自分自身のことや、自分の世界を大切に扱っているでしょうか?
江戸時代から続く庶民の庭園である向島百花園の御成座敷で、自分に触れて、自分を識り、自分を癒す、それぞれのセルフケアを体験しませんか?

<開催日程> 1回完結型研修

第1回 2016年 4月29日(金・祭日) 10:00~16:00
第2回 2016年 4月30日(土) 10:00~16:00

(両日ともテーマと意図は同じですが,ワークの内容が異なります)

<開催場所> 東京都立 向島百花園 御成座敷 (東京都墨田区東向島3−18−3)

<研修対象者> テーマに興味関心のある対人援助職に従事する人  定員20 名

<会場> 向島百花園

<研修費>

1日参加 10,000円
2日参加 20,000円

どちらも昼食・名物の和菓子のおやつ代金含む

テーマ:「対人援助職のためのセルフケア
~自分に触れて,自分を感じ,自分を癒す体験を通して自分を識る~」

1日目 こころ編(五感+静的体験)
2日目 からだ編(五感+動的体験)

五感意識し五感のコミュニケーションに着目する。自分を内側からまたは外側から探索します。そして対象者理解につながる五感の存在を学びます。

<プログラム>

*セルフケア(セルフマネジメント)の重要性を理解する
*身体とハートの声を聴き,『自分』に出会う
*「できない・足りない・自信ない」の中にある『豊かな自分』五感に気づく
*自分を識り,独自のセルフケアのあり方を創造する

<講師> 福地智巴(静岡県立静岡がんセンター/with医療福祉実践研究所/他)

がんやホスピス・緩和ケア領域を中心に、臨床に携わりながら、対象者の心や魂に寄り添うコミュニケーションについて検討し、援助者が自分の感性に触れ,育み,活用するための『気づきのワーク』や、五感(色・イメージ・音・香り等)を活用するワーク等を取り入れ、スキルアップしていくための研修等を企画・実施している。

【申し込み】

受付終了

アドバンストワークショップ がん・緩和ケアのソーシャルワーク

がん・緩和ケアの領域のソーシャルワークを より深めたい方のための、アドバンストワークショップです。

「ワークワークショップ がん・緩和ケア ソーシャルワーク」 で学んだ内容を、より臨床場面で活用出来るよう 実践レベルへの強固な架け橋を意図しています。

各人の自己課題にフォーカスし、グループスーパービジョンや演習など、さらに楽しめる内容となっています。

どうぞ ご参加ください。 お待ちしております。

【講師】 田村里子(WITH医療福祉実践研究所がん・緩和ケア部 )

【開催日】

2016年4月17日(日)、5月14日(土)、6月11日(土)
7月2日(土)、8月6日(土)

【場所】 御茶ノ水

【時間】13:00受付開始 13:30~17:00

【参加対象者】

当研究所主催の
「がん・緩和ケア ソーシャルワーク」終了者
および「緩和ケアソーシャルワークスアップセミナー」
「緩和ケアにおけるソーシャルワーク:いのちとむきあう」
「緩和ケアソーシャルワークセミナー」
等に 参加されたことがある方

【研修費】 25000円(5回分)   定員20名限定

受付終了 (全5回一括のみ)

ソーシャルワークの理論を学ぶ 『ライフモデル』をソーシャルワーク実践に!

【内容】
ライフ・モデル(Alex Gitterman & Carel B. Germain, 2008)が示す枠組みで相手を理解することを中心に3回の研修を行います。

  1. 対象理解
  2. 環境というストレッサー
  3. コミュニケーションの機能不全

これらについてライフ・モデルはどのように伝えているかを、原著に忠実な菱川先生の講義は他では聞くことができないライフモデルを学ぶチャンスです。実践に生かす視点を大切にするために、3回に分けて理解を深めていきます。

【対象】

  • 実践現場を持つソーシャルワーカーの方
  • 3回の研修に出席いただける方

【開催日時】

  1. 2016年4月9日(土)
  2. 2016年4月23日(土)
  3. 2016年5月7日(土)

各回 18:00~20:00

【会場】

医療法人社団あんしん会 四谷メディカルキューブ
千代田区二番町7-7(JR四ツ谷駅徒歩3分)

【講師】

菱川 愛
東海大学健康科学部社会福祉学科 准教授
ソリューション・フォーカスト・アプローチ
サインズ・オブ・セイフティ・アプローチ認定講師としても活躍されています

【参加費】

11,000円

【全三回 申し込み】

受付終了

ワークショップ

人生の最終段階における意思決定支援:がん・緩和ケア領域から

2014年より厚生労働省は「人生の最終段階における医療体制整備事業」として、相談員研修を実施するなど、人生最終段階の意思決定支援への関心が高まっています。
厚生労働省「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」に検討会メンバーでもあったソーシャルワーカー田村里子氏による 実践的なワークショップです。
2015年後期には大阪で開催し、医療現場のソーシャルワーク全体に普遍的な内容であると、大変好評をいただきました。
構成は講義と演習を効果的に組み入れ、少人数を対象に、毎月継続的に確実にスキルアップを図ります。 どうぞご参加ください。

  日程 内容
1回 5月15日(日) 患者・家族の意思決定支援~意向の明確化と面接の実際
2回 6月12日(日) 患者・家族の意思決定支援~倫理的課題と合意形成の実際
3回 7月 3日(日) 患者・家族の意思決定支援~チーム医療における役割と実際
4回 8月 7日(日) 患者・家族の意思決定支援
~アドバンスケアプランニングと意向実現へのネットワーキング

講師 田村里子(WITH医療福祉実践研究所 がん・緩和ケア部)

対象:

意思決定支援に関心をお持ちのソーシャルワーカー 20名
経験年数 不問

会場:

一般社団法人 Medical Studio
新宿区若葉2-7ビデオフォーカスビル (JR四谷駅徒歩7分)

時間: 10:00時より受付(10:30~16:30)

参加費:  4回分前納   40,000円

申し込み:

受付終了

ワークショップ参加者のレポート文

昨年の「がん・緩和ケアのソーシャルワーク」に参加された方からレポートを送っていただきましたので紹介します。

以下レポートです。

2014年がん・緩和ケアのソーシャルワークに参加して

刈谷豊田総合病院 樋渡貴晴

私は名古屋から日帰りで通いましたが、参加者の中には北海道や九州から飛行機で通われている方もいらっしゃり、この研修にかける意気込みを感じました。講師による全体講義、4〜5名に別れてのグループワーク、ロールプレイ、全体での振り返りとメリハリのあるプログラムが展開されます。ロールプレイは正直大変ですが、緻密に配慮されたプログラムの中で安全に行うことができます。

がん・緩和ケア領域をテーマとしながらも、田村先生が長年の臨床経験や研究を通して体得されたソーシャルワーカーとしての価値・知識・技術、加えて、家族療法・ブリーフセラピー・ナラティブセラピーなど関連領域のエッセンスを学ぶことができます。内容は具体的であり、「ことを運ぶのではなく、思いを運ぶ」、「”今ここで”を大切にする」「クライエントに何を言おうかと言葉を運んでいくのではなく、心で近づいていく中で出てくる言葉を使う。」など、学んだエッセンスは、研修終了後にも実際に実践していることが多いです。